2004-04-19 誰のための正義か 「ウェルカム トゥ サラエボ」を今更ながら観る。 ドキュメンタリータッチにしている設定やとってつけたような最後の救出劇には辟易するが可もなく不可もなく。 唯一評価できる点は戦争に何一つ肯定的要素を含んでいない点。 おのれは戦争でのヒロイズム、正義が好かん。 まったくもって好かんのである。 そこにあるのは人間の感情のぶつかり合いだけで、そこには正義も悪もない。 正義も悪もないのである。 後に残るのは憎しみだけである。